外壁、屋根の塗り替え前に高圧水洗浄を行いますが、外壁にチョーキング現象(既存塗膜の樹脂分が劣化して体質顔料、着色顔料が表面露出しチョークの粉のように白く手に付く現象)が発生していますと、高圧水洗浄だけでは絶対に落ちません。

これらは、ブラシとかスポンジを併用してゴシゴシと擦りながら洗浄する必要があります。しかし、95%くらいの業者が行っていないと思います。

皆様のお宅の外壁にチョーキング現象が現れていれば、先ずそのままの状態で外壁にセロハンテープを貼り付けてみて下さい。
殆ど密着しないでペロンと剥がれるはずです。

次にタオルとかボロ布に少し水をつけて、外壁表面をゴシゴシと擦って表面の水分が乾いたらセロハンテープを貼ってみて下さい。先程とは違って剥がすのが大変なくらいに密着してるはずです。

それは、塗り替え塗装の塗料密着具合と同じです。下地との密着が悪ければ、どんなに高価な上塗り材を塗布したとしても建物を長期的に保護することは出来ません。

それから、屋根に発生している苔ですが、これも高圧水洗浄だけでは絶対に落ちません。

洗浄前に皮すき、ワイヤーブラシ、ヘラなどを使いまして、事前に落とす必要があります。そのままにして洗浄しますと、密着不良の原因となります。

塗り替え作業時の高圧水洗浄は、非常に大切な作業となります。

塗り替え工事を発注される場合は作業内容を確認して、高圧水洗浄時には立会をするくらいの必要があると思います。

それでは動画どうぞ!

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