○「亜鉛メッキ面の塗装」


最近は、外部階段など鉄骨構造物の長期耐候性を図るために、亜鉛メッキ処理された鉄骨を使用する現場が多くなりました。
亜鉛メッキ面の塗装は剥離を避ける為、屋外で長時間暴露した後、塗装するのが通常です。
しかし、最近では、メッキ処理直後に美観向上等の為に塗装を行うケースが多くなり、亜鉛メッキと塗料の付着性が問題となっています。

亜鉛メッキ面 塗膜剥離発生


亜鉛メッキ面の塗膜剥離の主な原因は、環境中の水分、酸、アルカリ、海塩粒子などと反応して腐食生成物が生じやすくなり、塗膜下で亜鉛の腐食を促進することで、塗膜が付着できなくなり、早期に膨れやはがれが生じます。

通常の塗料では、溶融亜鉛メッキ直後に塗装した場合、剥離を生じます。塗装前に一度相談されることをお勧め致します。

2016年10月01日