塗装工事はどこに依頼してもあまり変わりがないと思われている方が結構いらっしゃいます。

しかし、それは間違いです。

前回の塗り替え工事が、大失敗だったと言う現場を紹介してみたいと思います。

お客さんからメールで、「以前塗り替えした塗膜がパラパラと捲れてくるのですが、どうしてでしょうか?」

と言う内容でした。

現地に行って調べてみると、既存ボードのテクスチャーを生かすようにクリヤー塗装が施されていたのですが。

おそらく、クリヤーを塗装できる時期を過ぎていたと思われます。

新築事の塗膜が、白亜化して粉状になっている上にクリヤー塗装を施してあるのでしょう!

クリヤー塗装をする場合は、下地の劣化度を慎重に調べて施工する必要があります。

それを怠ると、今回のような結果となります。

この現場の処理方法は、既存塗膜の全面除去しか方法はありません。

いくら高性能な塗料を塗装したとしても、下地塗膜が密着していなければ、旧塗膜もろとも剥がれ落ちてしまします。

全面除去には剥離剤を使用しております。

旧塗膜面に剥離剤を塗り付け、塗膜が柔らかくなるのを待って90℃以上の温水を吐出できる高圧水洗浄機を用いまして、劣化塗膜を剥がしていきます。

もちろん、1回の施工では簡単に剥がれてくれはしません!2〜3回繰り返し繰り返し施工してようやく除去できますが、場所によっては4回、5回と作業を行なった箇所もあります。

この作業は、結構重労働で温水の出る洗浄機のガンは厚手の手袋をしていてもすぐにさわれなぐらい熱くなりますし、洗浄時に剥離剤が飛び散らないように足場をビニール養生していますので剥離剤のガスが充満気分が悪くなります。(もちろん剥離剤を洗い流す時は耐溶剤用のマスクを外壁着用しています)

剥離剤の影響でサイディングボードの板間シーリング、窓廻りのシーリングも全てダメになります。

それに、今回の建物は窓周辺に飾り枠や付柱の装飾が施してありまして、その塗装も全部剥離剤でダメになりました。

施工前に、玄関灯、エアコンのスリムダクト等のプラスチック部品類ほか剥離剤の影響を受けそうなものは全て取外しています。

旧塗膜の剥離作業とシーリング工事、取外した部材の復旧などで、1件分塗装できるもしくは、それにプラス位の費用が掛かりました。

下地の劣化状態をきっちり判断して、適切な塗料を選択できる業者であれば、なんの問題もなかったのでしょうね!

やはり、業者選びは重要です。

それに、私たちのような塗装業者や塗料メーカー、塗料販売店の間では塗料は半製品と呼んでます。

それは現場で施工して初めて製品になると言う意味でそう呼んでいます。

半製品ですから、現場で施工する職人の技量によってはその塗料の持つ性能を100%発揮できない可能性もあります。

そればかりか、今回のように下地処理の方法や塗料選択を間違うと予期せぬ事態にもなりかねません!

ですので、塗装工事はどこに依頼しても一緒じゃありません。

我が家の塗装工事に来る職人さんが以前施工した物件を見せてもらうのも業者選びの良い方法かもしれませんね!

それでは動画でどうぞ!

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