先日、「シリコン系シーリング材には塗料は塗れません」という動画を投稿しました。
しかし、シリコン系シーリング材を除去するのは簡単ではありません!
まして、新築物件でしたら、外壁ボードなど部材に傷をつける訳にはいきません。
そこで、塗料メーカー他から販売されています、シリコン系シーリング下処理剤を使うことになります。
私は、この下処理剤は施工時にシリコン系シーリング材にも塗装ができる程度にしか思ってませんでした。
この機会に、どれだけ密着しているのかを実験してみました。
今回、使用した材料は
・関西ペイント「シープラ」
・シャープ化学工業「シャーピーシリコンカバーNB」
・信越化学工業「ペインター20』
・スズカファイン「ラフトン逆プライマー』 ラフトン逆プライマーは下処理剤ではありませんが、一部の人からシリコン系シーリング材の上にも塗装できると言われていますので、こちらも実験 してみます。
先ず、透明のシリコンシーリング材を5mm程度の厚でテストピースを作成しました。
シーリング材硬化後に、それぞれの材料を各材料メーカーの仕様書通りに塗布しました。
各材料乾燥後に、スズカファインの弱溶剤2成分型シリコン樹脂塗料を2回上塗りをしてます。
下処理剤乾燥後に、ガムテープでどれくらい密着しているのか試してみましたが、結果は
1.シャーピーシリコンカバーNB
2.ペインター20
3.シープラ
4.ラフトン逆プライマー の順番でした。
ラフトン逆プライマーが密着が弱いのは、使用用途が違いますので仕方ないですね。
それにしても、一番密着が良いと思っていた「シープラ」が残念な結果になりました。
シリコンシーリング材の密着テストにガムテープは少し強すぎたのでしょうか?
その後に、上塗りとしてスズカファインのワイドエポーレSiを2回塗りしています。
上塗り乾燥後に、今度はシーリン用テープで密着試験を行いましたが、各社とも全く問題ありませんでした。
塗装初期の段階では、問題がありませんでしたので、塗膜表面をクロスにカットして暴露試験を約6ヶ月程度行いたいと思います。
その結果は、また後日お送りします。
それでは動画でどうぞ!
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