宮崎市内で施行していました、ハウスメーカー造の住宅塗り替え工事が完成しましたのでご紹介してみたいと思います。

築18年が経過した建物ですが、外壁の状態が非常に良く、若干チョーキングしているのと、北面外壁を中心に少し苔・カビ、藻の発生が見られる程度です。

シーリング材も表面に若干のごく細かいひび割れが見られますが、弾性も残っており充分使用に耐える状態です。

今回は、新築時の多彩模様の窯業系サイディングの風合いを残しつつ、しっかり建物を保護する方法を選択しました。

シーリング打ち替えは、今回行わず、外壁をクリヤーで塗装する仕様です。

今回シーリング材の上からクリヤー塗装を施せば5~7年程度は使用できると判断しました。

経年して、劣化が見られるようになってから、既存シーリングを撤去し化粧のシーリングを施行するようにしています。

外壁のクリヤーは、KFケミカルのセミフロンスーパーマイルドⅡのクリヤーを使用しました。

艶は耐候性重視のため落としたくなかったのですが、ハウスメーカー造の重厚な作りの建物にどうしてもテカテカの艶が下品に見えると思い、あえて5分艶に調整しております。

破風、竪軒樋、屋根板金や水切り板金は、スズカファインのワイドエポーレSiを塗装しました。上質な2成分型シリコン塗料です。

軒天は、やはりスズカファインのビーズコートを採用しております。

ビーズコートは、艶消し塗料ですが養生テープも付着しづらいくらいの低汚染性を有する水性シリコン塗料です。

クリヤー塗装のため、下地の不具合がそのまま仕上面に出てきますので下地劣化が大きいとクリヤー塗装はできません!

本来は、新築から5~7年程度経過した建物で殆ど下地劣化がみられない建物に限って施工するのですが、今回の建物は18年経過していますが、それと同等ぐらいの綺麗さでした。

しかし、北面を中心に少し苔・カビ、藻が発生していましたので、高圧水洗浄時に出来るだけ洗い流すようにして、落ちない物は漂白剤、カビ除菌剤などを用いまして、完全に除去しております。

それから、飛来物などの衝突によるサイディングボード表面の傷は、外壁色同等に現場調色した塗料でタッチアップ補修で処理。

ここまで外壁表面の素地調整を行った上で仕上塗をしています。

本来、KFケミカルのセミフロンスーパーマイルドⅡクリヤーは、下塗り1回、上塗り1回の2コート仕上なのですが、耐候性を重視しまして下塗り1回、上塗り2回の3工程仕上を行っております。

これで、格段に耐候性がアップしてます。

屋根は、陶器瓦ですので塗装は出来ませんが、経年により黒く汚れていますので高圧洗浄によって丁寧に洗い流してます。塗装面と比べても遜色ない位の状態にはなっていると思います。

屋根板金にも経年による錆が発生していました。

板金全体をケレンしまして、浮き錆、脆弱化した塗膜を除去後、錆発生部分に錆止めペイントを1回塗布後、全面にもう1回塗布してます。

使用しました錆止めペイントは、錆の進行を止める力のある特殊な錆止めペイント、スズカファインのワイドさびストップです。

乾燥後にワイドエポーレSiを2回塗布して仕上げております。こちらは耐候性重視で、艶有りのままです。

玄関ドアに、化粧材のハガレが発生しておりましたが、今回は不具合部分を除去しまして下地木部材に直接ステインで着色する方法で補修しました。

下地木材が雨水を吸って黒く変色変色していますので、どうしても濃い色になりますが極力、色の近い物と思い調色しました。

これで、5~7年後にシーリング材の打ち替えを行えば20年近く綺麗な状態で建物を保護してくれると思います。

今回はご採用いただきありがとうございました。

それでは動画でどうぞ!

MY GEAR
メインカメラ:SONY FX-3
サブカメラ: Canon EOS80D
単焦点レンズ:SONY FE20mm F1.8
広角レンズ: Canon EFS10-18mm
ズームレンズ: Canon EFS18-135mm
マイク: SONY ECM-MS2RODE WIRELESS GO
ドローン: DJI Mavic mini
アクションカメラ: GoPro hero8-black
メインコンピューター: MacBook Pro (15-inch)
編集ソフト: Final Cut Pro X

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