最近、住宅塗り替えの現場において、屋根、壁だけでは無く「基礎コンクリートも塗装しませんか?」と言う話を聞くようになりました。
住宅の基礎コンクリートとは、家の重さを地面に伝える役割をしています。
100トンとも言われる重さを地面へ均等に伝え、家が沈下したり破損し無いようにするための非常に重要な部分です。
最近の住宅建築では、ハウスメーカーも含めて「布基礎」もしくは「ベタ基礎」が採用されています。
どちらにもメリット、デメリットがあるようですが、今回は塗装の解説なので、基礎コンクリートの詳しい話は省略します。
基礎コンクリートを塗装すると、コンクリートの中性化を防ぐことが出来、内部鉄筋を腐食から守ることが出来ると言われていますが、全体的な基礎コンクリートの半分以上は土の中に隠れていますので、私個人的には効果は薄いように感じます。
やはり、基礎コンクリートを塗装することの最大のメリットは、汚れ、カビ、藻などによる建物自体の陳腐化を解消できると言うことだと思います。
しかし、汚れの程度も立地条件、地域などにより異なりますので、気にならなければ無理に塗装する必要はありません。
塗装される場合は、各塗料メーカーから基礎コンクリート専用塗料が販売されていますので、そちらを使うようにして下さい。
基礎コンクリートは直接地面と接していますので、外壁に比べると厳しい条件下にあると言えます。後々の塗膜のハガレなど不具合を防ぐためにも、必ず専用塗料を使用して下さい。
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