住宅外壁塗り替えに於ける劣化度調査者はどんな人が望ましい?
住宅の外壁塗装塗り替えの調査者は、以下の点を満たす人が良いでしょう。
・専門知識と経験:
塗装工事に関する専門知識及び塗料に関する知識を合わせ持ち、豊富な経験を有する人が望ましいです。
経験豊富な調査者は、建物の状態を正確に評価し、適切な塗料の選択や塗装方法を提案できます。
極端な話、塗料メーカーや塗料販売店の人も塗料に対する知識はあっても、塗装工事に対する知識は持ち合わせていません!
・資格と認定:
塗装関連の資格や認定を持つ人は、その分野での専門性が高いことを示しています。例えば、塗装技能士の資格や、建築関連の専門家団体の認定を持つ人などです。
自動車ディーラーの営業マンは、長年自動車整備に携わってきた人で整備士の免許も当然持っています。
お客様の車を整備するのですから、その車に対する知識も豊富です。急なトラブルなどにも柔軟に対応できるはずです。
それと同じで、塗装技能士の資格を持ち、塗料の特性や性質・性能なども勉強しながら、長年現場で施工してきた人が適任です。
・コミュニケーション能力:
調査者は、客観的かつ明確に情報を伝え、質問に対して適切に答える能力が必要です。
また、適切な調査報告書の作成も重要です。
工事を受注後は、施工指示書を作成し、的確に漏れなく担当職人に伝える能力も必要です。
良いコミュニケーションは、塗装工事の進行をスムーズにし、誤解や施工不良を防ぐのに役立ちます。
塗装工事に於いて最も望ましいと言えるのは、その調査した人が自ら施工してくれることだと思います。
住宅塗り替え工事を行う業者は、ハウスメーカーや工務店、訪問型の塗装業者、塗装専門業者など様々ですが、実際調査に来る人は、「チョーキング」や「リフティング」などの塗装用語を知っている程度の人が殆どで、現場施工の実績がある人はごく少ないと言えます。
建築の塗装は奥が深く、長年経験のある現場監督や設計事務所なども「塗装のことはよく判らない」とおっしゃる方が多いのも事実です。
建築図書や塗装や塗料の専門誌で勉強しても、現場施工のことや塗装の要領などは判りません!
よく「塗料は半製品」と言われます。「現場で施工して初めて製品となる」と言う意味です。
塗り替えの現場に於ましては、それぞれに立地条件や使用状況、気象条件も異なりますので同じ下地はありません。
下地の劣化度に応じて塗料の吸い込み度合いも変わってきます。
なので、同じ塗料を使っても同じ仕上がりにはなりません。
的確な劣化度調査、使用材料の選定が重要です。
大手の業者は、塗料メーカーに調査依頼しているところもあるようですが、現場施工担当者が使用材料などの打ち合わせを行い、現場に行ってみると「この材料を使って、この工法の方がいいのでは?」と言う事もあります。
例えば、屋根や外壁の高圧水洗浄を例にとっても、施工指示書には高圧水洗浄としか書いてないと思います。
当然、現場で施工する職人は、指示書通りに高圧水洗浄をするだけで終わりにします。
しかし、屋根瓦に発生している苔は高圧水洗浄だけでは落ちません、事前に皮スキなどを用いて手作業で落とす必要があります。
また、外壁に発生しているチョーキングも同じです、著しく劣化したチョーキングは高圧水洗浄だけでは落ちません!
ブラシなどを併用して行う必要があります。
車の洗浄時でも、ガソリンスタンドなどで高圧水洗浄機で高圧水をかけるだけでは、汚れは落ちませんよね!
タオルなどでこすり洗いを行う必要があります。
その点でも、有資格者の施工経験者が調査をすることが望ましいと思います。
ほとんどの場合、施工する職人は施工当日に初めて現場に行く事が殆どです。
この材料を使った工法の方がいいと思っても、使用材料は現場に搬入されれています。
この時点では、もう変更しようがありません!
先にも述べたように、お客様は施工初日に、我が家の施工を担当する職人と初めて会うと言うことが殆どだと思います。
どんな施工技術を持っていて、どんな工事をしてくれるのか、想像も付かず不安がいっぱいなのでは?
それは当然ですよね!
施工初日に初めて会って、殆ど会話もない人に大切な我が家の工事を任せるわけですから。
ここからは私の考えなのですが、施工を依頼する前に、工事を担当する職人が施工した現場を見せてもらい、施工を担当する職人と会話をして、その人の人間性とか施工に対する考え方とかを確認することが一番間違いない方法だと考えます。
その上で、出来れば、お客様のお宅の劣化度調査、見積もりを行った人が施工してくれるのが最もいいのでしょう!
最後に
住宅塗り替えの現場施工は、最初に足場の組み立てから始まって足場解体で終わります。
ほとんどの業者が、足場専門業者に委託していると思います。
この足場設置・解体にも立ち会い、意図した塗装の施工が出来るか、組み付け時や解体時に瓦などの破損はないかを確認する意味でも、調査者が立ち会うことが望ましいと思います。
組み立て時点で、建地の位置や布板の高さ変更などの是正指示を出しておけば、より安全で効率の良い塗装施工につながります。
それでは動画でどうぞ!
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